神奈川県行政書士会緑支部

解説-風俗営業許可

風俗営業許可の概要

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「風俗営業」とはなんぞや、というのは風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律
第2条で規定されています。どういうことかというと、

[接待飲食等営業]
1号営業 ・・・ 社交飲食店、料理店等
2号営業 ・・・ 低照度飲食店
3号営業 ・・・ 区画席飲食店

[遊技場営業]
4号営業 ・・・ マージャン店、パチンコ店等
5号営業 ・・・ ゲームセンター等

[特定遊興飲食店営業者]
細かく言うと”風俗営業”からは外れるのですがクラブ(ダンスする)などです。

ということになります。
これらのお店を営業しようとする場合、警察(公安委員会)の許可を得なければなりません。

行政書士がかかわることが多いのは

1号営業 ・・・ 社交飲食店、料理店等
4号営業 ・・・ マージャン店、パチンコ店等
5号営業 ・・・ ゲームセンター等
です。
あとは「許可」ではなく「届出」なのがスナックとかパブなどという通称かもしれませんが、要するに深夜(12時以降)にお酒を提供するお店は警察(公安委員会)に届け出ないといけません、というものがあります。それが

深夜における酒類提供飲食店営業の届出

というのものです。

1号社交飲食店というのは異性が接待を行うお店です。
”接待”というものの定義は結構難しいのですが、
・隣に座っておしゃべりする
などとウェイター、ウェイトレスの仕事以上の対応をするとなると”接待”にひっかかってきてしまいます。
かと言って、ほんの少しのあいさつや世間話であればとやかく言われません。
でもここの解釈は拡大解釈すると「無許可営業」になってしまいますので慎重に判断してください。

ご不安な場合は当支部にも風俗営業の専門家がおりますのでお気軽にご相談ください。

許可の有効期間

風俗営業の許可にはとくに期間はありませんので、一度とれば安心して営業をしてください。

営業時間

次の時間帯は営業時間が制限されます。
○午前0時から午前6時まで
《制限が除外される日》
12月15日~翌年の1月10日の間は、午前1時まで営業することができます。
《制限が除外される地域》
規則で指定する横浜市中区及び川崎市川崎区については、上記の日時に関係なく午前1時まで営業することができます。
(詳しくは神奈川県警ホームページをご参照ください)
○パチンコ店等・・・午後11時から翌日の午前9時まで
○ゲームセンター等の営業所に少年を立ち入らせることの制限
・16歳未満の少年 ・・・  午後6時から午後8時前の時間において、ゲームセンター等に客として立ち入らせる場合は、保護者の同伴を求めることとしています。
 また、午後8時以降は保護者同伴であっても、立ち入らせることが禁止されています。
・16歳以上18歳未満の少年 ・・・  午後10時以降に立ち入らせることが禁止されています。

許可を受けるにはどうすればいいの?

そうです。

ここが一番知りたいところですよね。

細かいところは個別にご相談となりますが、共通して必要な要件を下記に挙げることにします。

【許可営業】
(人の要件:経営者、管理者が下記に該当してはいけません)
・成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ない者
・1年以上の懲役若しくは禁錮の刑に処せられ等々
・集団的、常習的に暴力的不法行為を行うおそれのある者
・アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者
・風俗営業の許可を取り消されて5年を経過しない者
・法人の役員、法定代理人が上記の事項に該当するとき
 等
(地域規制)
・営業所の設置につき住居専用地域・住居地域 (準住居地域を含む。) は原則営業できません
・下記のように保護対象施設から一定の距離にある店舗は営業できません
 学校 (大学を除く。):100メートル
 大学、図書館、児童福祉施設並びに病院及び診療所(患者を入院させるための施設を有するもの):70メートル(営業所が商業地域に所在するときは、30メートル)
(構造要件)※神奈川県警ホームページより引用。
営業所の構造設備が次の基準を満たしている必要があります。
○ 客室の床面積の基準
1号営業・・・16.5平方メートル以上(和風は9.5平方メートル以上、一室の場合は制限なし。)
2号営業・・・5平方メートル以上(客に遊興させる態様の営業は33平方メートル以上。)
○ 営業所の外部から客室が見えないこと。(4、5号営業は除く。)
○ 客室に見通しを妨げる設備がないこと。(3号営業は除く。)
○ 善良な風俗等を害するおそれのある写真、装飾等の設備がないこと。
○ 客室の出入口に施錠の設備がないこと。
○ 営業所の照度
1、2号営業・・・5ルクス以上
3、4、5号営業・・・10ルクス以上
○ 騒音、振動の数値が条例で定める数値以下であること

 
【添付書類】
申請する書類に必要なものは非常にたくさんありますが、重要なものを記載します。
・店舗の使用承諾書
・店舗の建物謄本(登記事項証明書)
・経営者、管理者の住民票(必ず本籍地入り)、登記されていないことの証明書、市区町村長の身分証明書
 ※登記されていないことの証明書は馬車道の合同庁舎内法務局で取得できます
 ※市区町村長の身分証明書は本籍地の役所で取得する必要があります。本籍地が遠い場合は郵送などで請求するのがよいでしょう。
・法人の場合は、定款、法人に係る登記事項証明書及び役員に係る上記枠内の書類
・管理者の写真2枚(申請前6月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景の縦3.0センチメートル、横2.4センチメートルの写真で、裏面に氏名及び撮影年月日を記入したもの。運転免許証のサイズと同じサイズです。駅前のスピード写真でも大丈夫です)

許可がおりるまでの期間

神奈川県は
・1号社交飲食店は約55日
※ただし、案件によって多少の変動はあります。
・深夜酒類提供店は営業の10日前に届けなければなりません

必要なお金

新規許可  24000円(収入証紙)
深夜酒類提供店届出 無料

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